こんにちは!編集長のKUNIYOSHIです。
今回は、2ヶ月間のエンジニア留学卒業生、Imajin kawabeさんのアプリがリリースされたということで、エンジニア留学生が作成したアプリの一例として、実際に使ってレビューをしていきます。
彼は、「史上最も日本らしい、和風なソーシャル・ネットワーキング・サービス」を作ったとのこと。気になるッ!
ということで、実際にダウンロードして使ってみました。
俳句アプリのダウンロード
アプリの名前は、「ニシキゴイ」。
App storeで「ニシキゴイ」と検索すると、1番上に出てきました。
「俳句」で検索すると、5~6番目に出てきます。
俳句アプリの概要
さて、名前もアイコンもかなり和風なSNS、「ニシキゴイ」ですが、どんなアプリなのでしょうか。
史上最も日本らしい、和風なソーシャル・ネットワーキング・サービス
五七五であなたの今を詠もう。
「ニシキゴイ」では全ての投稿が五七五に制限されています。(字余り字足らずは1字まで。)
しかし、制限されているのは文字数だけです。あなたの創造性次第でその可能性は無限大に広がります。
日常の些細な出来事を五七五にしていかに表現するか。
少し考えてみるだけでもあなたの日常の小さな楽しみとなること間違いなしです。
Twitterの文字制限が、140文字。ならば和風な「ニシキゴイ」は五七五、ときました。
これ、上手い人は上手いだろうなぁ。熟考しないと面白くできないので、140文字のTwitterより、一句詠むのに時間がかかりそうです。
時間表記も和風。
時間表記は十二支によるものを採用しています。
芸が細かいッ!
これは僕もインストールして感動したポイントです。なんと時間表記が十二支なんです。
巴四つ時って、何時…?
師匠・弟子とともにをかしの世界を創り上げる
フォロー?フォロワー?
いえ、をかしの世界では師匠と弟子です。
彼のアイデアに脱帽です。
Twitterでいうと、フォローした人が師匠、フォローしてくれた人は弟子になる制度。
ちなみに、イエス・キリストの最初の弟子は12人。意外とすぐ超えられる数。
誰か僕の弟子になってください。
採点機能で句会を盛り上げる。
まず俳句を使ったSNSをつくろうと思った時、「いとをかし」と「いとわろし」ボタンを実装しようかと考えました。
でも俳句を良いか悪いかの二択で評価することなんてできません。そこでニシキゴイは「いいね」でも「お気に入り」でもなく、100点満点の採点機能を導入しています。
「句会を盛り上げる」人生で初めて聞きました。このフレーズ。
なるほど、彼の俳句愛が伝わります。ちなみに、様々な俳句番組、コンテストの中で、優秀作品を選ぶ、「選句」という仕事があるとか。
選句専門の方にも、このアプリを使ってみて欲しいです。
本日のお題に挑戦。
毎日更新される今日のお題に挑戦して全国の俳人とその実力を競いましょう!
「boketeボケて」さんのボケ専門の方々が食いつきそう。
飽きさせない工夫が散りばめられています。
【俳句×SNS】「ニシキゴイ」を使ってみる。
まずは、ニシキゴイにアカウントを登録しましょう。
素敵な待機画面です。和風ですね。
新規登録ボタンを押しましょう。
僕は「飛び込む」のボタンが気になりすぎて、アカウント登録の前からログインしようとしちゃいました。
新規登録画面はこのような感じ。
初期設定のアイコンから、「和」がにじみ出ていて素敵です。
「俳号」という単語、気になって調べて見たんですが、俳句用のペンネームを俳号(はいごう)と呼ぶとのこと。
ちなみに、正岡子規は、「走兎」「漱石」「丈鬼」「獺祭魚夫」「野暮流」「盗花」「浮世夢之助」「野球」「色身情仏」「面読斎」「猿楽坊主」「獺祭屋書屋主人」等々、沢山の俳号を使い分けていたとか。
現代でいう、「裏アカ」のようなものでしょうか。
メールアドレスで認証して、登録成功。
ホームは「句集」というネーミング。ここには、弟子や師匠の句が並ぶようです。
順番にタブバーのアイコンをご紹介していきます。
詠む
五七五で、字余り字足らずは1文字までという制限のなか、句を詠むことができます。
本日のお題
右上のボタンから、「本日のお題」で詠むことができます。今日は「こたつ」がお題です。
初めての廃人俳人にも嬉しい機能。
この本日のお題を中心に、面白い句が沢山読まれて、ランキング化され、まとめサイトが作られる、そんな未来が見えます。
句会
なるほど、ランキング機能もあります。SNSとしては珍しい機能ですよね。
確かに、俳句は文芸なので、他人に読まれて初めて価値が生まれます。ランキング機能も納得。
己
「己」はユーザー画面ですね。
登録したてなので、師匠も弟子もいません。
点数の部分は、詠んだ句の平均点が出るのだと予想。
実際に詠んでみた
さて、実際に句を詠んでみましょう。
と言ったはいいものの、なかなか思いつきません。
ちょうど、オフィス内でサボっている人を発見したので、弊社のマーケター、イオリさんに詠んでもらうことにしました。さすがイオリさん、ニシキゴイを既にインストール済みでした。(写っているPC、全部Facebook開いてる…)
やはり、俳人初心者の我々は、「本日のお題」から詠む方が簡単です。
ちなみに、本日のお題は「こたつ」です。
上長の句に悪い点数は付けられません。
「お、100点付いた!」と、喜びの声が。
まとめ
短い文章で人を感動させる事の難しさを実感しました。
このアプリ、まだまだアップデートしていく予定とのことで、楽しみです!
僕も積極的に詠んで、弟子を増やしたいと思います。
エンジニア留学は、iOSアプリ開発コースとwebサービス開発コースに分かれており、iOSクラスでは初心者でも3ヶ月で7割超の生徒が留学期間中のアプリリリースに成功しています。(7割超って、めっちゃ高確率です。app storeに申請すると、普通5割くらいリジェクトされます)
今回は、2ヶ月のエンジニア留学を経験したImajin君のリリースしたアプリをご紹介しましたが、他にも沢山のアプリがエンジニア留学卒業生からリリースされています。
では、また。